避難時に潜む危険〜パニック状態〜
大勢の人が利用する建物の火災では必ずといっていいほどパニック状態に陥るものです。
皆が一斉に「早く外に逃げたい!」と慌てて出口に殺到します。
大切なのは、建物にいる人たちを確実に避難誘導することです。
パニック状態を防ぐポイント
@ 人々の不安を抑え,落ちつかせる
一人一人が慌てないという気持ちを持つ事も大切ですが,火災という状況の中で落ち着いていられる人はそう多くありません。
特にデパートなど、いろいろな人が集まる場所・全員が慣れ親しんでいるわけではない場所ではパニック状態を引き起こしやすくなっています。
その場合は、各フロアーで勤務している職員の『落ち着いてください!』という一言でもお客さんは安心するものです。
もしあなたが職員である場合は、日頃の訓練等を思い出し、自分に言い聞かせる意味でも大きな声で率先して誘導して下さい。
誘導される側の場合でも、パニック状態を起こしている近くの人をなだめる、職員の言ったことを繰り返し周りに伝達するなど、協力できることはたくさんあります。
パニック状態に陥る人の数が増えれば増えるほど事態は悪化します。
そのことをしっかりと頭に刻み込み、協力しあって危機から脱出する方法を考えましょう。
また備え付けられた放送設備を活用するとさらに効果的でしょう。
A 順序良く,効率的に避難誘導する
せっかく気持ちが落ち着いても,一つの避難口から一斉に避難を行ってしまうと混乱を招きます。
使用できる避難通路,非常口,階段を有効に利用し,人の流れを分散して安全に避難誘導しましょう。
そのためには
● 放送設備を用いた非常放送
● 誘導員の適正な位置への配置
● 携帯型拡声器などを用いた避難の指示
を行うことが必要です。